Windows 7のシステム修復起動USBフラッシュメモリの作成

最近、メインのデスクトップ型パソコンの光ドライブの調子が悪いので前にCD-RWで作成した「Windows 7のシステム修復ディスク」とノート型パソコン(光ドライブがブルーレイ)等を使い『Windows 7のシステム修復起動USBフラッシュメモリ』を作成をした。

必要なもの:
① 容量160Mbytes以上のUSBメモリ(ドライブ)
② Windows 7がすでにインストールされているコンピュータ
③ Windows 7の起動システム修復ディスク

1. USBドライブのフォーマット(初期化)

Windows 7がすでにインストールされているコンピュータにUSBフラッシュメモリ(容量160Mbytes以上のもの)をUSBポートに差しておく。ドライブを接続します。(ここでは、USBドライブを使って説明をしますが、外付けのUSBハードディスクでも可能です。)フォーマットをしますので、USBドライブ内のデータが消えても大丈夫かどうか確認をしてください。

Administrator(管理者)の権限で、「Command Prompt」を起動します。いくつか方法はありますが、簡単な方法は、「Start Menu Searchボックス」に「cmd」と入力しエンターキーを押します。「cmd.exe」という「Command Prompt」のアイコンがスタートメニューに現れますので、そのアイコンを右でクリックし、「Run as administrator」を選択します。

または、Startボタン、「All Programs」「Accessories」で、「Command Prompt」のアイコンが表示されますので、そのアイコンを右でクリックし、「Run as administrator」を選択します。

Windows 7がC:ドライブにインストールされている場合、最初に見えるラインは、

C:\Windows\system32>

となります。ここで、

diskpart

とタイプしてエンターキーを押します。Disk Partitionを管理するツールが始まります。続けて、

list disk

とタイプしエンターキーを押すと、現在接続されているアクティブなディスクのリストが表示されます。

このとき、Sizeから判断してUSBドライブがどれなのか、Disk Numberを控えておきます。当方の例では、Disk 0が465GB、Disk 1が492MBとなっているので、Disk 1がUSBドライブだということがわかります。

次に、

Select Disk 1

とタイプしエンターキーを押します。「1」の部分は、先ほどご自分で控えたDisk Numberを使用してください。

次に、

Clean

とタイプしエンターキーを押します。パーティションなどが消去されます。

続けて、同じ要領で、以下のコマンドをタイプし、エンターキーを押します。

Create Partition Primary

Select Partition 1

Active

Format FS=NTFS

NTFSファイル形式にフォーマットをします。ディスクのサイズにより時間がかかる場合があります。

フォーマットが完了しましたら、続けて以下のコマンドをタイプしエンターキーを押します。

Assign

USBドライブにドライブレターを割り当てますので、「Computer」を開いて控えておきます。当方では、「G」が割り当てられました。

Exit

これで、Disk Partitionツールを終了します。

2. USBドライブを起動用デバイスにする

Windows 7の起動DVD(イメージを作成した時に作った)を挿入し、ディスク内のファイルをすべてUSB(1.で初期化した)へコピーで完成しました。
格好良くコマンドで行うにはCD-RWを光ドライブに入れて、USBを差し込んで以下のコマンドを実行し、Windows 7のシステム修復ディスクの内容をすべてUSBフラッシュメモリにコピーする。
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C:\>xcopy D:\*.* /s/e/f G:\
C:\>cd /D D:\boot
D:\boot>bootsect /nt60 G:
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<参照>システム修復ディスクがD:ドライブ、USBフラッシュメモリがG:ドライブに割り当てられている例を示す。

念のため、作成したUSBメモリーをノート型PCに差し込んで起動してみると「Windows is loading files・・・・」→真っ黒い画面(60秒程待つ:非常に不安!)→青い画面で「System Recovory Option」が現れ見事成功しました。